図面からお手伝い
通常、フィギュアの製作には、前・後・横・上の四面図が必要となりますが、あるお客様のキャラクターは正面から見たイラストしかなく、お困りでした。 そこで、不足していた部分のイラストを当社専属デザイナーが新たに描き起こし、フィギュア化を実現しました。
MINIATURE FACTORY - FIGURE
フィギュア製作に
ついて
当社は販促用から販売用まで、さまざまなフィギュアの製作実績がございます。経験豊富なスタッフが、お客様の目的に合わせてお手伝いをさせていただきます。
PVC(塩ビ)フィギュアだけでなく、さまざまな材質を使用できますので、ポリレジン、ABS、ソフビ等のフィギュア制作が可能です。
当社は、グループの広告デザイン会社や提携するフィギュア製造工場と三位一体となって製品開発をおこなう、国内でも珍しいスタイルのフィギュア制作会社です。
お客様が各々に発注される手間と時間とコストを省き、仕上がりイメージとの相違トラブルにすばやく対応することで、迅速で安心していただける納品をおこないます。
オリジナルフィギュア作り成功のカギは、キャラクターの個性とそれを表現できる製作力です。金型の製作をはじめ、素材、大きさ、色などの細かい仕様がフィギュア制作の命綱と言っても過言ではありません。
キャラクターデザインから行っている当社だからこそ、あらゆる表現方法から最適な方法を選択することができます。
通常、フィギュアの製作には、前・後・横・上の四面図が必要となりますが、あるお客様のキャラクターは正面から見たイラストしかなく、お困りでした。 そこで、不足していた部分のイラストを当社専属デザイナーが新たに描き起こし、フィギュア化を実現しました。
フィギュアの彩色方法はさまざまなものがあります。中でも、パット印刷は、生産段階でばらつきが出にくいという長所の半面、色落ちしやすいという面も。あるフィギュアの目は再現性の面ではパット印刷が適していましたが長期的な使用を考慮し、手塗りを選択することで耐久性を高めました。
あるクライアント企業様の決算は3月末。なんとかそれに間に合わせたいと相談をいただいたのが3ヶ月前の12月。中国工場に早速コンタクトをとり交渉するも、中国旧正月期間の1月下旬~2月初旬は工場が操業を停止してしまうため、間に合うかどうか微妙な状況でした。そこでソフビフィギュア製作の豊富な実績を持つ国内提携工場での生産に切り替え、予定していた納期での生産を実現しました。
■サイズ:30mm ■ストラップ:80mm
■色数:フィギュア6色程度 ストラップ1色印刷
■包装:透明PP袋
■台紙:4C/1C ■材質:PVC(非フタル酸系)
数量 | 3,000個 | 10,000個 | 20,000個 | 30,000個 |
---|---|---|---|---|
製品 | @500円 (1,500,000円) |
@420円 (4,200,000円) |
@360円 (7,200,000円) |
@330円 (9,900,000円) |
原型 | 200,000円 | 200,000円 | 200,000円 | 200,000円 |
金型 | 700,000円 | 700,000円 | 700,000円 | 700,000円 |
合計 | 2,400,000円 | 5,100,000円 | 8,100,000円 | 10,800,000円 |
おもに中国などの海外で生産されることが多いフィギュアですが、言葉の壁を超え、文化の違いを超えて何社もの人々が携わるとその分誤解やトラブルにつながっていきます。当社は開業当時から密接なやりとりを繰り返してきた工場との協力体制が整っておりますので、生産現場へのフィードバックがしやすく、万が一のトラブルにも迅速に対応いたします。
フィギュアの量産品のもととなる原型は、製作初期において最も重要なプロセスです。フィギュア作りの経験の少ない原型師や海外の原型師の場合、指示内容の細かいニュアンスが伝わらないことも多いです。
フィギュアづくりの豊富な実績を持つ国内外の原型師とタッグを組むことにより、イメージに忠実な原型を仕上げることで完成度を高めています。
フィギュアを設計仕様通りに再現するためには、イメージに最も近い色を工場に指示することが重要です。また指示通りに仕上がっているかチェックするには明確な基準が必要となります。
世界中で使用されている色見本であるPANTONEで工場に指示をおこなうため伝達の行き違いが起こらず、イメージ通りに仕上げることができます。色の選定時にはツヤあり、ツヤ無し等も考慮し指定します。
フィギュアの製造では、塗装などは基本的に手作業でおこないます。しかし人がおこなうものである以上、何らかの手違いによるミスが発生することがあります。
フィギュアを生産前に工場への指導を充分おこない、生産後には検品を徹底することにより不良品の発生を未然に防いでいます。万一の不良品発生時には交換対応をおこなうなどアフターサービスにも力を入れています。
経験豊富なスタッフによる、入念な仕様検討や、国内外の経験豊富な原型師を起用し、お客様の想像以上のものを創造いたします。
一連の製作プロセスが確立されていますので、低コストでの生産が可能です。
専門会社だから、小ロットでの生産も可能です。
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フィギュア製作の流れ
通常製作期間:
100日~150日程度
STEP
01
概算期間
20日
ご支給いただいたデザインや当社で作成したキャラクター等の図面を基に3Dモデルや原型を製作します。原型師に表現における注意点等をあらかじめ伝え、イメージ通りに仕上げていきます。
STEP
02
概算期間
1日
3Dモデルや原型を実物または写真データ等により、お客様にご確認いただきます。図面やイメージと異なる点がありましたら修正をおこないます。
この時点では彩色無しで形状のみのご確認となります。
STEP
03
概算期間
3日
承認いただいた原型を基にサンプル製作をおこないます。
STEP
04
概算期間
5日
サンプルに彩色します。
STEP
05
概算期間
1日
彩色したサンプルをご確認いただきます。承認いただいた色見本に基づきPANTONE指定をおこない色の誤差が極力生じないようにします。
STEP
06
概算期間
25日
量産時に成型をおこなうための金型を製作します。
STEP
07
概算期間
3日
通常、射出成形(インジェクション)により原料を成形します。各パーツがつながって成形されるため成形後はバリの処理をおこないます。
STEP
08
概算期間
3日
実際の金型を使用して製作した量産試作品をご確認いただきます。
STEP
09
概算期間
7日
必要に応じて試作品の修正をおこないます。
※基本的に塗装の修正のみとなります。
STEP
10
概算期間
7日
量産用のライン構築、スプレー塗装のマスク型作成、パット印刷機への版の設置など、生産前の準備をおこないます。
STEP
11
概算期間
30日
量産品の成型、塗装、組み立てをおこないます。
STEP
12
概算期間
2日
品質に問題がないかどうか、入念な検査をおこないパッケージ封入していきます。
STEP
13
概算期間
20日
船便または航空便により輸送します。税関検査を通過すれば国内入荷完了です。
※天候、その他事情により到着が遅れる場合があります。
STEP
14
概算期間
3日
国内での検品をおこないます。問題がなければ晴れて出荷・納品となります。
通常製作期間:
100日~150日程度
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材質・彩色方法
フィギュア製作では、キャラクター等のイメージや使用するシーンに応じて
材質を決定します。
代表的なものをご紹介します。
ポリ塩化ビニルの略です。柔軟性があり加工しやすく経年劣化も少ないため、多くのフィギュアで使用されている材質です。
弾力性があり折れたりちぎれたりしにくいことが特徴です。
PVCに近い精度での再現が可能ですが、PVCと比べると重く硬い特徴があります。通常はシリコン型に樹脂を流し込んで成型します。
金型を作る必要がないため生産ロットが小さい場合に使用されることが多いです。
通常、スラッシュ成型と呼ばれる方法で作られる中身が空洞の成形品のことをいいます。金型を用いた大量生産に適しています。
中空の成形品を熱く柔らかいうちに脱型するので、ある程度は逆勾配があっても型分割をすること無く成形が可能です。原型には「ろう」を用い、熱で融かして金型から取り出します。
堅牢で引っ張りや曲げ、衝撃などに強く、耐熱性、耐寒性も優れています。形状が安定している特徴があります。
伸縮性があり軽いことが特徴です。握って楽しめるスクイーズのような製品に適しています。
フィギュアの彩色では、塗装する部位、目指す表現により、
さまざまな手法があります。
ここでは、代表的な例をご紹介します。
塗装したい部分だけ開いた型を銅などで作成し、スプレーで噴き付け塗装をおこないます。
平板にデザインをエッチングし、インクを載せ、それをシリコン油によりミニカーに転写し印刷します。曲面への印刷に適しています。
手塗りならではの味を出したい時や、マスク塗装やパット印刷では難しい部分に適用します。作業者によるばらつきが発生しやすい特徴があります。
転写用のシールを使用する手法です。複雑なデザインや色数が多い場合に適しています。