永遠の地球ゴマ

子どもの頃に両親に買ってもらって遊んだ地球ゴマ。

確か、縁日で買ってもらった記憶があります。

今度は、父が孫(私の子)にと買ってくれました。

久しぶりに回してみました。(写真は静止状態ですが)

よく回ります。

こんなに素晴らしいものを作っていた会社がなくなってしまうとは信じられません。


ミニチュアファクトリーはミニカーやフィギュア、その他いろいろなキャラクターグッズ等を作っていますが、目指すものは地球ゴマです。

つまり、

簡単には捨てられないモノ、

人に感動してもらえるようなモノ を作ることです。

地球ゴマを製造されている会社がなくなってしまうのは残念でなりませんが、

地球ゴマは歴史の中に残り続けると思います。

私たちも今一度、品質とは何か、気を引き締めて仕事に取り組みたいと思います。

Takuro

旧正月でも忙しい1日

中国は旧正月。

ミニカーやフィギュアの製造を主に中国でおこなうミニチュアファクトリーとしては、工場の動かないこの期間は一年で最もゆとりある時期。。。のはずなのですが、、、

忙しいです、すごく‼️

何が忙しいのか、よくわかりませんが、とにかく忙しいです。

いつも何かやっています。
ここは日本だし、日本のお客様は営業していますから本来自然ではありますが。

TOC流にのっとり、できるだけ完全なる情報で開始し、仕掛かりにならぬよう完了させ、何が停滞しているかもモニターしています。

でも、こぼれます。
回っていません。

たぶん、動いてるモノが多くマルチタスクが多くキャパを超えているのでしょうか。停滞が目立ち始めました。

こんな時は、フリーズのタイミングです。動いてるものの25%を半強制的に止め、残りのものに集中すべきなのだと思います。

それが結果的に全体を早めるコツです。

何を止めるか。。。

最も緊急ではないもの。

最もお客様へのサービス提供に差し障りのないもの。。。

うーん、無い!

いえ、冗談です。
主に社内の作業で何かあると思います。

Takuro

(null)

バレンタインデー

明日はバレンタインデーですね。

一足早く、女性社員のTさんとMさんが手作りのお菓子を配ってくれました。

Tさんの手作りブラウニー(?)です。
パッケージに、デザイナーらしいこだわりを感じます。

聞けば、最近ドライフルーツにはまっているらしく、1日漬けておいたとのこと。
何に漬けていたかは忘れました。ワイン?だったかな?

お味も食べごたえがあってGoodでした。

こちらはMさんの手作り、ねりきり。寄り切り?
いや、ねりきり です。


バレンタインにチョコではなく、和菓子でくるとはなかなかの発想です。
若い人は既成概念にとらわれないのかもしれません。

どこかで見た形状、、、
これは
ベイマックスキター!!
(ヒゲも)

もうすぐ映画が終わりますね。
その前に観ておきたい思いを再び強くしました。

味も、なかなか。
胡麻でしょうか。
やはり和のものは優しい味です。

それにしても、バレンタインはどこから来たのでしょうか。
日本人は節分で豆をまき、バレンタインでお菓子を配り、ひな祭りを祝う。。。
なんと柔軟なカルチャーなのでしょうか。

時代に残るモノ、
新しく取り入れるモノ、
どちらも同じように大事なのだと思います。

ミニチュアファクトリーはミニカーやフィギュア、キャラクターグッズを作る会社ですが、その心は同じです。
時が過ぎ去っても残るモノ作りを目指しつつ、
新しいモノを柔軟に取り入れていきたいと思います。

Takuro

短納期実現のために(11)

想像してみてください。

ベルトコンベアを挟んで作業者が等間隔で並んでいます。
ベルトコンベアに乗って流れてくる部品たち。
それを各作業者はすぐに処理して、次の人に渡します。

スムーズに流れています。
しかし、誰かがふいに手を止めました。
途端に流れは悪くなり、下流工程の人はやることがなくなりました。

流れの悪化原因の特定は容易です。
停滞している場所に仕掛り部品の山が見えるからです。
その人が手を止めた理由を発見し、解決すればいいのです。

さて、デスクワーク業務ではどうでしょうか。

AさんがBさんに仕事を依頼します。
BさんはPCの前に座って何かを始めます。
その後、Aさんは用事があり外出しました。

Aさんは帰ってきて、Bさんに依頼した仕事は既に完了したかと聞きます。
すると、まだ終わってませんという。

聞けばBさんは、他に緊急のものがあったので対応していたとのこと。
そして慌てて取り掛かったBさんは15分で作業を終え、Aさんに報告しました。

Aさんは、緊急対応していたなら仕方ないと思いながらも、ほんの15分程度で終わるものをなぜやってくれなかったのかと訝しがります。
一方、Bさんは「意外と早く終わるなら先にやってもよかったな」と心の中で思いながらも、他の緊急案件をこなしていた正当性を主張している手前、なぜかそれほど申し訳なさそうにもしていない。

こんなこと、よくありませんか?

これは、ホワイトカラーの職場特有の問題といえます。

作業をしている人が今何をやっているかわからないため、流れの悪さが目に見えないのです。

その意味では、工場の生産ラインの方が仕事はスムーズに流れていると言えます。
仕事の流れの改善においては、ホワイトカラーの仕事は、実は極めて原始的といえないでしょうか。

以前も申し上げた通り、
プロジェクトではバトンを受け取ったら、『正確さを保てる最も速いスピード』で走らなければなりません。
それがリレーに勝つ方法です。

それにもかかわらず、バトンを受け取ってもすぐに走ろうとしない人がいる。
あるいは、本来は最優先ではないバトンの方を先に持って走っている人がいる。。
しかも、それを発見することができないのです。。。

長くなりましたが、何が大切かというと、

停滞をどうにかして目に見えるようにする。

それが必要なのだと思っています。

詳しくはまた書きたいと思います。

Takuro

ミニチュアファクトリー仕事の心得

ミニチュアファクトリーでは、全社員が仕事に取り組む心構えを11ヶ条にまとめました。

ただミニカーやフィギュアを製作するだけでなく、お客様に何を提供するか、どのような価値をもたらす企業であるべきか、納期と品質、どちらを優先するべきか、和と個人の能力を活かすことのバランス、将来どうなっていたいかなどをまとめたものです。

社内向きに作ったものですが、社外に宣言する意味も込めて、もう少しわかりやすくしたものを近いうちに公表する予定です。

自分たちの理想像に見合う行動を繰り返し、都度見直しをおこない、レベルアップしていきたいと思います。

Takuro

創業から12年!!

ミニチュアファクトリーは、2003年2月5日に創業し、
今年で13年目を迎えることになりました。
日頃ご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

今回は創業時のことを少しお話しさせてください。

今では、フィギュアやミニカー、ぬいぐるみ等さまざまなグッズを製作していますが、
最初に製作をしたのは某自動車メーカー様のミニカーでした。
その後30を超える車種を製作しました。
各販売店様に展示するミニカーです。

色見本用なので、お客様の色の監修は非常に厳しいものでした。

特に、パール系には苦しめられました。

実際の自動車を買う時も、パール系の色はオプションで少し値段が高かったりしますよね。

それと同じで、ミニカーでもパール系の調整は難しく、塗装工程でも何重にも重ね塗りをします。

試作の色と量産時の色味が異なる可能性が高いのもパール系です。

要注意です。

その分、パール系の方がコストがかかっていると思いますから、ミニカーショップでパール系の色とそうでない色が同じ値段で売られていたら、パール系の方を選んだ方がお得です(笑)。

色の調整以外にも苦しんだこと、それは納期です。

新車発表と同時にミニカーも展示されますから、それに遅れるわけにはいきません。

しかし、、、監修は自動車メーカー様が直々におこないます。

ミニカーとはいえ、車の仕上がりについて妥協されるはずがありません。

そのため、原型のチェックを受け、色のチェックを受け、試作品のチェックを受け、修正などをしているうちにあっという間に納期が迫ってきます。

ギリギリになって最後3日程度足りないがために、航空便を使用することもありました。

船便と比べて、航空便ははっきり言って、めちゃくちゃ高額です。

利益はほとんど無いかマイナスになったこともありました。

それでも間に合わせることが必要なのです。

そのような経験があり、

納期については非常に慎重になっています。

いつも時間との戦いです。

当ブログの『短納期実現のために』コーナーでもつい熱が入ってしまうのです。

それにしても、今でも当時製作したミニカーを見ると、その頃のお客様や工場とのやりとりやが蘇るから不思議です。

モノには思いが宿るのかもしれません。

Takuro

短納期実現のために(10)

さて、ミニカーやフィギュアを製作するプロジェクトで短納期を実現する方法について書いているシリーズの続き(?)です。
長過ぎますね、すみません。

短納期を実現するとは、全体の工程がスムーズに流れているということです。
どこかで停滞が発生すると、工程はスムーズに流れていないということです。

この停滞という言葉は本当に重要なキーワードであり、侮っていはいけません。
川は停滞すると淀みます。。
人の血液が停滞するとどうなるか。。。
考えただけでも恐ろしいですね。

気を取り直して、、、停滞の例をあげます。

<例1>
家の電球が切れてしまった。
電気屋で買おうとしていたが、ついつい電球の品番を調べるのがおっくうだったこともあり、結局買ったのは1週間後だった。

この場合、電球が切れてからすぐに品番を調べて買いに行けば、リードタイム(開始から完了までの時間)は半日程度だったと思います。
しかし、実際は電球が切れてから買ったのは1週間後だったので、リードタイムは1週間であり、
約14倍の時間がかかったことになります。(7日÷0.5日=14)

もうひとつ例をあげます。

<例2>
30日間の夏休みの宿題に、ドリル30ページが出された。
30日で1日1ページずつやっていたが、10ページやった時点で、友達から誘われることが増え、やらなくなった。
残り2日になり、慌ててやったが1日10ページは多すぎて、結局間に合わず3日遅れて提出した。

この場合、1日1ページは負荷の少ない進み方でしたが、1日10ページは負荷を超えていたため、予定納期を超えてしまいました。
少しずつでも進めれば工程は流れているのですが、やらなくなる、すなわち停滞すると当然何も進まなくなります。
そして最後は1日の許容量を超えてしまったため、1日の中でも流れが悪くなってしまいました。

うさぎと亀の話が思い浮かびましたか?
私は思い浮かびました(笑)。

<例1><例2>、いずれの場合もですが、自分でやる実際の作業時間に違いはあるでしょうか?
ないですよね。

それにもかかわらず、
全体のリードタイムは延びてしまっています。

つまり、リードタイムを短くするのは、実は難しいことではありません。
納期を短縮するとは、特別なことをするわけではなく、
「すぐやること」これだけです。

すぐやらないとどうなるかというと、、、
前にも書きましたが、
すぐやらずに残っていることだらけになります。
そうすると、その中で優先順位を決めなくてはなりません。
それだけで手間が増えていますね。

とはいえ、すぐやらない理由もいろいろあるものです。
これについてはまた今度書こうと思います。

Takuro

PS.今日は豆まきをしていました。
福が訪れますように。

感情を大事にする会社で

名古屋市美術館で企画展示されている「だまし絵Ⅱ」を観賞してきました。

さまざまなアーティストの作品が飾られていて、参考になりました。

中には、大変手の込んだ作品もあり、
どれだけの時間と労力をかけたのだろうと思うこともありました。
しかも、それらは、新幹線やテレビのような実用的な発明品ではなく、
無くても困らないモノです。。。
いうならば、無駄なモノ!

それに力を注ぐ必要性がどこにあるのでしょうか。
アーティストたちは何を表現し、何を伝えたくて、あんなに頑張るのでしょうか。


さて、かくいうミニチュアファクトリーも、ミニカーやフィギュア、その他キャラクターグッズ等を製作していますが、
世の中に無いといけないものなのか?と問われれば、、、答えに困ります(笑)。

ただ、やはり仕事として取り組んだことが形に残ることは充実感があります。
それに、日々お問い合わせをいただくお客様もビジネスの現場でミニカーやフィギュアを必要としているのです。
消費者に喜ばれたり、社内の記念品として活用したり、、、。
その理由は、
「もらえて、うれしい。」
という単純だけど、大事な感情が存在しているからだと思います。

アーティストたちの力の源泉はわかりませんが、
何かを表現して形に残したいという強い感情に突き動かされているのではないでしょうか。
感情というものが人の生きる糧であり、最も重要なものかもしれません。

人がもらって嬉しいものを作ること。
一緒にモノを作ることを、お客様にも社員にも工場にも喜んでもらえること。
そのような会社でありたいものです。


Takuro

原型師と会いに

今日は築地に宿泊していたので築地市場に寄った後、支店に行きました。

お土産にあんこクロワッサンを購入。

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社員のみんなに渡したら、すぐに原型を持って出発!現在製作中のフィギュアの原型について原型師と打ち合わせをしてきます。

原型が弊社にある以上、バトンはこちらにあります。
バトンを受け取ったら、全力で走る。
グッズ製作のプロジェクトマネジメントにおいて基本中の基本ですが、非常に重要です。

フィギュア製作の全工程の中でも、原型製作は最重要工程。慎重に、かつスピーディにやっていきます。

Takuro

勉強?趣味?

今日は三連休の真ん中です。
私も仕事はおやすみです。

明日まで開催中の、館長庵野秀明 特撮博物館 という展示を観に来ています。

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フィギュアやミニカーを製作する会社としては、観ておかなければならないと思ったからです。個人的な興味もありますが。。。
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人気の展示のようで、50分待ち。。。
一人で来たので、、、ヒマです‼️

Takur