館長庵野秀明 特撮博物館を観て

先日、『館長庵野秀明 特撮博物館』を観てきました。

特撮映像で使用されたメカゴジラのスーツやウルトラマンの隊員が乗るジェット機など、
設定イラストや実物が展示されており、中身の濃い展示でした。
庵野秀明監督が自ら多くの展示物に関してコメントを書いており力が入っているなと感じました。

スタジオジブリ製作の短編映画『巨神兵、東京に現わる』もなかなか良かったです。
メイキング映像も、製作の苦労とともに常に革新を求める姿勢を垣間見れて参考になりました。

最後にミニチュアキットを撮影できる展示がありますが、
そこはかなり混み合っていました。

ここでウルトラマン登場!!!

遠くから見ると、、、

横から見ると、、、

手、、、でかっ!!

きっと何度も撮影しては直して、、、決定された大きさなのでしょう。

日本の職人たちのプロ意識、とくと感じました。

Takuro

勉強?趣味?

今日は三連休の真ん中です。
私も仕事はおやすみです。

明日まで開催中の、館長庵野秀明 特撮博物館 という展示を観に来ています。

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フィギュアやミニカーを製作する会社としては、観ておかなければならないと思ったからです。個人的な興味もありますが。。。
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人気の展示のようで、50分待ち。。。
一人で来たので、、、ヒマです‼️

Takur

気掛かりな仕掛りが無いように。

明日から3連休ですね。

今年は年明け1週目からフル稼働で少し大変でした。。。

でも新たに動き出した案件もあり、うれしい限りです。
今日は新たにお客様からの引き合いもいただきました。

仕掛りは気掛かり、と以前に書きましたが、、、
仕掛りで止まっているものはないか?チェックしてみます。

もし無ければ、、、今日は終わりにして、
気掛かりなこと無く、リフレッシュして挑みたいと思います。

それでは、再見!

Takuro

自社商品ミニカーの開発

ミニチュアファクトリーでは、ミニカーやフィギュア、ぬいぐるみ、ソフトラバー等の製作をおこなっています。
キャラクターデザインもおこないます。
キャラクターを活かすものなら、AR用の3Dキャラ制作やアプリ用のデザインもします。

ただし、それらは基本的には、お客様(依頼主様)あってのものです。
受注製作とは、ご依頼があって初めて企画や製作に取り掛かることができるものです。
それ故に、ウェブサイトや紙媒体のツール等を用いて、
自分たちは何が得意か、
どのような点でお力になれるか、
を発信しているのです。

さて、私たちのビジネスとしてはもうひとつの形態があります。
それは自社商品の開発です。

現在、世界的画家である横尾忠則氏のライセンスを受け、
フィギュアや立体バッジ、ステーショナリー等を開発しています。
主な売り場としてはミュージアムショップ等です。

今回開発するのは、ミニカーです。
まだ明かせないのですが、、、既にあるメーカー様のライセンス許諾を取得し、
監修に向け準備を進めています。

これまでにお客様からご依頼を受けて、ミニカーの製作を数十車種、カラバリも含めると300種以上おこなってきましたが、
自社ブランドとして製作するのは今回が初めてです。
心して取り組みたいと思います。

また随時ご報告します。

Takuro

短納期実現のために(9)

以前、短納期実現のために(6)で、
各工程でサバを読んでいることに問題があると書きました。

たとえばあるプロジェクトで、Aさん→Bさん→Cさんの順番で進む場合、
それぞれの人たちがサバを読んでいるとしましょう。

Aさんは、正味1日で終わるものを3日と言い、
Bさんは、正味2日を3日と言い、
Cさんは、正味2日を4日と言っているとします。

彼らの主張通りの日数を足して納期を10日と見積もったとしましょう。

本当は正味5日で終わるものを10日にしている時点で長いのですが、
それでも10日内に終わるのならば予定通りということになりますね。

さて、Aさんは3日、Bさんは3日、Cさんは4日で終わらせればいいことになりました。
たとえばAさんなら、1日で終わるものに3日の時間が与えられたら。。。どうでしょうか。
このような状況になると、人はなかなかすぐに始めようとしなくなるものです。

他のものに手を付けているうちに2日が経過し、
残った1日でやり始めると、思ったより時間がかかったり、こだわりが出てぎりぎりまで時間を使おうとしたりします。

そのような中、上司から急に仕事を頼まれたり
もしかすると風邪をひいてしまったりするかもしれません。

その結果、3日と見積もった時間は4日になったり5日になったりするのです。
この時点で、合計日数である10日は2日延びて12日になってしまいました。

基本的な傾向として、人は与えられた時間は使い切ってしまうのですね。
このことをパーキンソンの法則と呼びます。

各自がサバを読む問題点は、このことにあります。
サバの分だけ延びるのです。

そして、プロジェクトとは何らかの初めて取り組む内容であり、人間ですから予期せぬことはたびたび起こります
思った以上に難しい内容だったり、体調を崩したり、、、。
その結果、サバを読んで多めに与えられた時間さえ守れないことが起こります。
不確実性を軽視してはいけないのです。

続きはまた書きたいと思います。

Takuro

短納期実現のために(8)

ミニカーやキャラクターグッズの製作プロジェクトにおいて、
生産期間を短縮化するためには、下記の3点が重要と以前に書きました。

1.フルキットで始める。
※できるだけすべての情報が揃った状態で開始することで中断しないようにする。

2.仕掛りを残さない。
※仕掛りが残ると、中断した状態から開始することになる。また、仕掛りが増えると悪いマルチタスクを引き起こす。

3.フローを監視し常に改善する。
※滞っているものはないか常に目を見張り、リードタイムをモニターしていく。

このうち、2の 仕掛りを残さない については、やってみると非常にすっきりした気分でいられます。

やり残した仕事があると、達成感を感じられませんし、もしそのまま連休でも迎えようものなら、休みの間はずっと気がかりになってしまう場合もあります。

なぜなら、仕掛り=完了していない。すなわち納期が延びている状態です。
さらに、再開するときにはそれまでやっていた作業内容を思い出すところから始めないといけません。
それにより作業のダブりや漏れが発生する恐れもあります。

人の脳は高度ですから、
気になることがあると、ずっとそのことを無意識のうちに考えてしまう気がします。
それは意外に大きなストレスになります。

つまり、、、仕掛りとは気がかりなのです。
これは名言ですよ(笑)。

なので、仕掛りを残さないことは、プロジェクトのリードタイム短縮の面でも精神面でも良い効果があると思います。

それでは、私もまだやり残した大きな業務が2つあるので、取り掛かりたいと思います。

所要時間は2時間といったところでしょうか。。。(苦笑)
頑張ります。

Takuro

無から生み出すミニチュアの世界

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
こちらは今年のミニチュアファクトリーの年賀状です。

主な製作物である、ミニカー、フィギュア、ぬいぐるみ、ソフトラバーたちが生み出される様子を表現しました。
(※その他にも、マトリョーシカ等さまざまなアイテム製作や、キャラクターデザインもおこないますが。)
『無から生み出すミニチュアの世界』というメッセージですが、
実際はお客様からのご依頼があって製作する場合が多いので、無ではないのではないか。。。
という社内での意見もありました(笑)。
しかし、お客様と一緒になって何も無いところから創り出すという意味では、
やはり無からと思いましたので、このようなメッセージにしました。
社内的にも、無から生み出すと言う方が何らかの決意を感じるようにも思いました。

今年はより一層頑張る所存ですので、
どうぞよろしくお願いします。
Takuro

トヨタ方式にならって。2014年最終日。

さて、今年もいよいよ最終日ですね。

今日は出勤しているわけではありませんが、iPhoneからアップしています。便利なものです。

今ではお客様とのやりとり、海外の協力会社とのやりとり、電話、メール、スカイプ、メッセンジャーアプリ、すべてスマホからできてしまいます。

どこにいても繋がるから、どこでも仕事ができるんですね。本当に自由になりました。。。

でもどこにいても繋がるということは、仕事外の時間であっても、必要な時には仕事モードにならなくてはならないということでもあります。

海外の会社は日本と休む日も違うので、こちらの指示が遅れると、その分作業が遅れたりしますから、できるだけ早く指示をしたいものです。

なので、休みの日にメールすることもしばしば。。。実際には、自由なのか、自由ではないのか、わかりませんね。

でも、いいモノづくり、いい作品作りをスムーズにおこなうには適した環境とも言えます。一度のやりとりに、そんなに大きな時間が必要なわけではありませんから。ただ、仕事モードへの切り替えは素早くできなくてはなりません。

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話は変わりますが、トヨタ方式、JIT、カンバン方式、リーン、、、(呼び名を変えて列挙しただけですが)の真髄のひとつは段取り替えのスピードにあります。段取り替えを機敏におこなうことで、短納期化、多品種少ロット生産を可能としています。

最初は、工場のスタッフは抵抗したようです。ロットを切り替えるたびに機械をいちいちセットし直すなんてムダが多い、だから大ロットでひとつのアイテムだけ流す方が効率的であると。

しかし、トヨタ方式の生みの親である大野耐一氏は熱心に必要性を説きます。大ロットで作って一見効率的に見えても、売れ残ったものはどうなるか。そんなものを作ることこそムダではないのか。

モノは売れてから初めて売上になり、価値に変わるもの。そのような全体的な視点と、工場内の効率という部分的な視点との対立があったのです。

全体の視点の方が大事だというのは、引いた目で見るとわかるのですが、工場の視点ももっともではありました。それまでの常識では、大ロット=効率的という考え方だったからです。従来の原価計算方法では在庫は貸借対照表に計上されるため、多く作れば損益計算書上では原価が下がるため利益が出たように見えるので。実現にはかなりの時間と労力が必要だったでしょう。しかし大野耐一氏はやり遂げました。

その甲斐あって、工場内では次第に段取り替えが速くなり、トヨタ方式導入以前とは比べものにならないほどの速度を誇るようになったようです。

さて、私たちの仕事は、キャラクターデザインやグッズ企画から、ミニカーやフィギュア等グッズの設計、生産にいたる一連の流れを、品質を損なうことなく、いかにスムーズに流していくかが大事です。

大切なことは、各工程での停滞を防ぐこと。なので、やはりいつ、どこにいても海外に指示・確認をできる必要があります。
休日に休まないということではありません。ただ、工場がこちらの指示を待っていて工程が止まっているようなら、数分、数十分で済むような連絡をしないわけにはいかないということです。

リラックスした休日の中でも、ほんの少しの”段取り替え”は必要である場合があるということですね。

というわけで、今年も関係各位の方々には、大変お世話になりました。このブログを読んでくださっている方も、ありがとうございます。

来年も頑張りますので、
何とぞよろしくお願いします。

Takuro

短納期実現のために(7)

仕事納めは2日前、今日は休日。
仕事を依頼している原型師さんからの質問があったので、電話で打ち合わせをしました。

製作物の仕様について、お客様にはある程度確認していたものの、原型師の視点からはより具体的な情報が必要だったようです。

専門家には早く情報を伝えて、早くフィードバックを得ることが大切ですね。年内に原型師に資料一式を渡しておけて良かったです。

すぐに作業を開始できるものもありますが、原型師の作業を中断させないために、お客様には情報をまとめて早急に確認したいと思います。

プロジェクトの流れを止めないこと、
流れを停滞させる要因は全力で取り除くこと。これがとにかく大事です。

たとえ休日であっても、、、です(笑)。

Takuro

仕事納め

ミニチュアファクトリーは昨日が今年の仕事納めでした。
大掃除してから、グループ会社のスタッフともども忘年会をおこないました。
忘年会に出かける直前、あるお客様からプロジェクトの一部プロセス進行のご決定をいただきました。
簡単な内容ではありませんが、プロジェクトが動き出すのはとても嬉しいことです。そのため、結局今日も出社しています(笑)。。。

忘年会のあとは、有志の数名で二次会、三次会へと行きました。
最後はカレーうどんで終了です。

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たまには、こういうのもいいですね。

Takuro